ダイチャリ(ハローサイクリング)を使った感想
最近「ダイチャリ」と書かれた自転車を漕いでる人をよく見る。
あちこちでポートらしきものも見る。
ということで機会があれば使ってみようと思ってたんだけど、それが昨日(5/4)やってきた。
わけあって100円ショップでも売ってそうな小さな鯉のぼりが欲しくて、しかし5月5日はもう明日に迫ってて、でも近所のダイソーは売り切れてて、
「あー、なぜ昨日出かけたときにダイソー寄らなかったんだろう・・・」
と後悔しつつ、こうなったら意地だとばかりに遠方のトイザらスに行くことを思いついた。
しかし人いきれにまみれた電車を乗り継いで行く気にはなれない。かと言って歩きだと小一時間はかかる(時間がある日はそれくらい歩くんだけど、その日はそうもいかなかった)。
ということで頭に浮かんたのが“ダイチャリ”である。
少し前に最寄りのコンビニにポートがあることに気づいた。
どうやったら借りれるのだろう?
ググって“ハローサイクリング”のアプリ入れて、ポートのありかを示すマップを確認すると、そのコンビニ以外にも徒歩圏内に5ヶ所くらいはある。
以下、実際使った感想と、かるく戸惑ったことがいくつかあったので、それについてだいたい時系列で書いてみる。
自転車が出払ってたりバッテリーが少なかったりする
いざ最寄りのコンビニのダイチャリを予約しようとすると、「貸し出し可能数0」となっていて借りることができなかった。なのでひとつむこうのポートまで出向くことになった。
うちみたいに近所にいくつかポートがあればいいけど、そうじゃなければ少し使い勝手が悪いかもしれない。しかしそれも利用者が増えて台数が増えれば解消すると思われる。
また、自転車あるにはあるけどバッテリーが減ってるケースもある。しかし電動アシストのバッテリーもアプリで確認できるのは便利といえば便利。
予約した車両番号と実際の車両番号が違ったりする
いきなりレアケースだったのかもしれないけど、ひとつ遠いポートに着いていざ借りようとすると、「登録が確認できません」みたいな表示が出て、よく見ると予約した車両番号とそこにある自転車の番号が違っていた。
どうやら前の利用者が、登録した返却場所と違う場所に返却したらしい。
しかも自転車に設置されてる端末のモニターが劣化してて表示内容が確認しづらかったため、番号が食い違ってることに気づくのに時間がかかった。
この段階ではまだキャンセルできるのでいいんだけど、あいにくそのポートに他の車輌がない・・・。
ということで、さらにひとつ向こうのポートまで3分ほど歩く羽目に。
正直この段階ではかなりイライラしたが、ここで引き返しては面白くないので突き進むしかない。
「メンテナンスフリー×電動アシスト×乗り捨て」最高
家から3番めの距離のポートで予約をし直し、やっと稼働にこぎつけた。初めてなので操作に多少戸惑ったけど、乗ってしまえばもう快適しかない。
このとき初めて電動アシストの自転車に乗ったのだけど、坂道や一時停止後の再発進がめちゃくちゃラクなことを知った。
自転車に乗る前にタイヤの空気を確認する必要もない。目的地の近くのポートを予約し、そこに返却する(乗り捨てる)ことができる。
モノを所有しない快適さを知った。
仕組みは最高。最後の砦は利用者のモラル?
ということで、ポートマップのわかりやすさなど、サービスや仕組みとしては本当に素晴らしい。なのでどんどんポートや台数が増えるといいなと思う。
ただ、どんなに仕組みが良くても、利用者のモラルまではまだまだ管理が難しい部分もあるのかなと感じた。
実際、その後も利用した際、下記のようなことがあった。
- 予約した車両を取りに行ったら、前カゴに前の利用者のコートが置き去りにされていた(ただ単に忘れたのか、またこの車両を使うつもりで確保の意味でわざと置いていたのかのどちらかと思われる)
- ポートのラック(スチールでできた前輪を差し込むやつ)内にちゃんと返されていない
- 違うポートに返されている(冒頭のケース)
- 破損したり劣化したりする(冒頭のモニターのケース)
前カゴに置きっぱなしは、今のところ解決策はないかもしれないけど、10年後くらいには、重量センサーかなにかを付けて「荷物が残ってます」みたいなアラートを出すこともできるかも。
違う場所に放置されるケースも、予約した場所に返さないと返却手続きができない仕組みにすることもできそう。
最後のやつも、誰がどの時間どの車両を利用したかは追えるはずなので、そのへん通報する仕組みがもう少し整えば、より安心して使えるようになるのではないかと思う。
メンテナンスも自分でやらなくていい。駐輪場代もかからない。電動アシストもついてる。気軽に借りて、目的を果たせば乗り捨てられる。
そう思うと30分130円は安い。
ダイチャリ乗り継ぎの旅とかやってみたい。
サイクリングロードっぽいイメージ写真。